売り切れ間近!ダイヤモンドのCPATUの取説を公開

限定生産としながらも、発売前から予約が販売店に殺到しているアンテナがありました。
それはダイヤモンドの「CPATU」です。
CPATUはアンテナと言うよりも共振型のATUエレメントで、対応している周波数は3.5から50MHzまでとWARCバンドを含めた非常に広範囲に運用を可能とするATUエレメントです。
今回は、そのCPATUの取扱説明書を公開いたします。

ゼロベースでトラップコイルを設計

CPATUは既存のアンテナ「CP6」のエレメントテクノロジーを転用して作られていますが、CP6のエレメントをそのまま使用しているわけではなく、全くのゼロベースからトラップコイルの設計を開始したと言います。
アマチュア無線で運用を許されている全ての周波数帯に対応するために、シミュレーションを行ったトラップコイルのパターンは数千通りに及んだと言うことでえす。
その中で再転がパターンを導き出し、実験と実際のテスト運用を重ねた結果が製品に取り入れられているという、最新のテクノロジーを投入して作られていました。
単なる「棒」ではなく「共振型」という特徴を持つCPATUはATU内部でのロスを嫌い、最大限の電波の放射効率を目指して開発されたATUエレメントなのです。
10年ほど前にも某社が、共振型ワイドバンドアンテナをハムフェアに参考出品しましたが、製品化されずにボツになったことがあります。
それだけ、トラップ技術というのは難しい事が分かります。

噂ベースですが、ローバンドがいいらしい

インターネットのクチコミを見ると、既存の「CP6」から乗り換えたユーザーが「14MHz以下はCPATUの方が、CP6よりも飛び受け供にいいのでは?」という意見が散見されます。
実際のところはユーザーによって設置条件が違いますし、主観的な部分もあるのでなんとも言えませんが、最新のトラップコイル技術を導入しているので、あながち否定も出来ないことだと感じましたが、実際にCPATUを使用されている方に判断はお任せしたいと思います。

いつもの販売店へ問い合わせてください

購入や在庫状況、価格、納期などについては、ダイヤモンド製品を扱っている販売店へ問い合わせを行ってください。
限定生産なので、メーカーとしては規定数量を生産した時点で、CPATUの生産は完了してしまいます。
メーカーが生産しないと販売店に注文しても入荷することはないので、気になった方はぜひ、お馴染みの販売店に問い合わせしてみましょう。

取説公開

長々と引っ張りましたが、CPATUの取説を公開します。