ハムフェア2024でのアツデン(株)による講演のご案内(JAIAからのお知らせ)

今年も開催されるハムフェア2024会場内の、JARLイベントコーナーで開催されます、アツデン株式会社による講演のご案内です。
以下はJAIA(日本アマチュア無線機器工業会)からのお知らせです。

場所:ハムフェア2024 JARLイベントコーナー「JAIAタイム JAIA技術委員会講演」
日時:2024年8月24日(土)14:00~14:50
演題:良い音で気持ちまで届けよう!マイクロホン大研究!
講師:アツデン株式会社技術部 小笠原 豪穂(おがさわら ひでお)氏
<主な内容>
マイクロホンの基本となる原理・特徴の説明からさまざまな種類のマイクの音質の聞
き比べを実演。
マイクの違い・適切な使い方とアマチュア無線に適したマイクについてなど、交信相
手へより良い音を届けられるような内容を解説していきます。

本年はアマチュア無線の必需品・マイクについての講演で、ビギナーからマニアまで皆様に分かりやすく、楽しんでいただける内容となっています。
皆様もぜひご来場ください。

編集部追記

●使用言語とマイクロホン
一昔前は、海外との交信時にはアスタティックのクリスタルマイクが有効であると言われていましたが最近ではまり聞くことがなくなりました。
確かに欧米など、英語などの言語の話者にとってはマイクの特性と言語の特徴があっているようで、パイルアップ時も通りやすい音質だったようですが、日本語話者にとってクリスタルマイクがパイルアップ時に有効なマイクかというのは疑問が残ります。

●人種による音声の周波数特性
使用言語によっても発音される言語が使用する周波数特性が異なりますが、人種によっても発音される音声の周波数特性は異なります。
欧米で「パイルアップに強い」とされるマイクロホンであっても、そのマイクロホンが日本人にとっても最適化されているかは分かりません。
むしろ最適化されていないのではないと疑問があります。

●モードによっても違う
亜スタティック製のクリスタルマイクがパイルアップ時に有効だという話が以前はありましたが、それはSSBモードのことです。
ローカルラグチューなどFMモードでクリスタルマイクを使用するとキンキンした部分が強調され、一般的に言う「良い音」には聞こえません。
運用時のモードによってもマイクの特性を考えないと「いい音」で交信はできないことになります。
FMモードなどで使用する場合は、アスタティックのクリスタルマイク(シルバーイーグル)ではなくシュアーの444D等のマグチックマイクが欧米では好まれていたようです。

●アツデンが講演をする意味
今回講演を行うのはアツデンのスタッフです。
アツデンは日本国内のマイクロホンのオーソリティーとも言える存在です。
そのアツデンが講演を行うことは非常に意義深いことだと思います。

●アツデンがJAIA会員であることの意義
今回講演を行うのは、アツデン株式会社です。
アツデン株式会社はJAIA(日本アマチュア無線機器工業会)の会員であり、その取組はアマチュア無線機器の製造販売を行っている業者の集まりであるJAIA全体に及びます。
今後はアツデンのノウハウを搭載したマイクロホンが無線機メーカーのマイクロホンとして採用される可能性もあります。

●JAIAが目指す各種コネクターの統一
先日JAIAから、無線機の各種コネクターの統一化を図る、と言う発表が行われました。
「各種コケクター」と言うことでボンヤリした発表ですが、アツデンはマイクロホンやヘッドホンなどの音響製品を製造している会社というのがキモではないでしょうか?
そして見えてくるのが、JAIAメンバーの無線機メーカー間によるマイク端子の統一化です。
JAIA自体が、昔の水晶制御器の無線機のチャンネル設定を統一化するために発足したという経緯もあるため、マイク端子の統一化は、アマチュア無線家にとっては朗報と言えそうです。

●アイク端子統一化がもたらすメーカー・ユーザーへのメリット
マイク端子が、JAIA加入無線機メーカーにもたらすメリットは何でしょうか?
まずメーカー各社がオリジナルのマイクロホンを発売する必要がなくなります。
その時点で無線機メーカーの負担が少なくなります。
在庫リスクや、オリジナルマイクロホンの開発等価格費用から解放されます。
ユーザーにとっては、専門メーカーが開発した高性能なマイクロホンが、複数のメーカー間でプラグアンドプレイで使用できようになると言うことです。
しかも量産効果も見込めることから、購入金額もリーズナブルとなることが予想できそうです。

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